ここでは読んできた本の記録をしていこうと思います!(そうすれば同じ本を買う頻度が減るという画期的なアイディア)

 

二年前からコツコツと読んできた『プラネタリウムのふたご』著・いしいしんじ

 

このお話は星の見えない村でプラネタリウムの語り部が上映中に双子の赤ちゃんが置いて行かれているのに気づき、その双子を育てていくところから物語は始まっていきます。

わが子のように大切に双子を育てていく 泣き男と呼ばれる語り部はその双子に毎日プラネタリウムを見せて、たくさんの話を教えました。度々でてくる星座にまつわる話は、まるでその双子の予言のよう。

のちに双子は離れ離れになり、一人は星の語り部に、もう一人は手品師になりました。ここから物語は星が泳ぐように、夜が更けて準備もしないまま朝がやってくるようにゆっくり、でもはやく進んでいきます。これ以上内容を書くとネタバレになるし、読み返したい時にせっかく忘れられた結末を感動を通り越して知ってしまうことになるのでやめます、、、。

 

私はこの本の紹介部分の、《だまされる才覚が人にないと、この世はかさっかさの世界になってしまう。》という言葉が大好きで。

いい人のフリも、意地悪な性格も全部認めてくれてるみたいでいいなと。

なるほど確かに、騙すより騙される人の方が賢いときもあるもんな~とかって思っていたのですがそういうことではなくて!

このお話の騙しというのはどちらも優しいもので出来ていて、登場人物がみんないい人、とか綺麗、の一言で終わるものではなかったです。

途中では、面白い!という気持ちで読み進めていたページが痛くて痛くて、しばらく読めなくなったりもしました。

綺麗だし暗いし切ないし、見すぎると飽きてしまいそうだし、優しいし悲しいし、まるでほんとに星を見てるような、スローなマジックショーを見ているような不思議な感覚でした。

最後の一文字を読み切るまで拍手をしてはいけない。今回は騙し騙される場面を傍観する側でしたが、自分が騙す時も、騙される時も、優しい想いで包まれたらなぁと思いました!

 

長い長い感想文、昔よりわかりやすくかけていたらいいな~!!!